PR

三国志2巻37~84ページ

挑戦
当サイトはアフィリエイトを利用しています。

挑戦した範囲

  • 2巻「漢室の風雲」37~84ページ
    • 勅使

主な登場人物

  • 劉備
  • 関羽
  • 張飛
  • 督郵(官吏を監察する)

おそらくこんな話だったんだろう

劉備が安喜県の警察署長になって4ヵ月。

平和に過ごす民は、みな劉備を慕っていた。

ある日、劉備の元に帝の使者が来ることになった。

劉備が政治を上手くやっているかどうかを調べるらしい。

 

帝の使者である督郵がやってきた。

劉備たちは宿を用意し、料理と酒でもてなしをする。

しかし、督郵はそれらに手を付けず席を立ってしまう。

「これをもてなしと思っている神経が気に食わない」と言い、

料理と酒を劉備に向けてひっくり返した。

劉備は黙ってそれを受けていたが、

これを見ていた張飛は我慢できなかった。

「自分がほれ込んだ人物が侮辱されるのは、自分が侮辱されるより頭にくる」と、

督郵を叩きのめそうという勢いだ。

劉備はこれを止め、督郵に後日改めて詫びに上がることを約束する。

張飛はおもしろくないが、関羽から

「ここで手を出してしまったら、劉備は官職をはく奪、最悪罪人にされてしまう」と諭される。

 

その晩、張飛はひとり酒を飲みながら、

黄巾賊と戦っていたときの自分たちの望みと、現在置かれている状況のギャップに苦しんでいた。

 

翌日、劉備は督郵のお供を尋ねた。

都の役人のもてなし方を直接聞きに来たのだ。

するとここで明かされたのは、なんと賄賂の有無

もてなし=賄賂を渡せという意味だったのである。

劉備はそのお供に、貧しい田舎でそのような金を作るのは現実的ではないと訴えるが、

そこで提案されたのは、「税金をもっと絞り取って、その一部を自分のものにする」という

とんでもないものだった。

 

この日から、劉備・関羽・張飛の3人は、それぞれに過ごし黙りこくることが多くなっていった。


 

いまだに自分の元を訪ねてこない劉備に激怒した督郵は、

県の役人を1人呼びつけた。

劉備に全く覚えのない事実無根の罪を着せようと、役人に訴状を書かせる作戦だ。

役人は一度は断るが、「書かなければ同罪、打首」と脅され、訴状を書いてしまう。

 

張飛がいつものように酒を飲んでいると、何やらあたりが騒がしい。

劉備を慕っている民たちが、都に事実無根の訴状が送られた噂を聞いて、

督郵の元を訪れていた。

話を聞いてもらいたいと皆で訴えるが、門前払い。

張飛はこれを聞き大激怒。

門を蹴破り、門番たちを次々と倒していく

督郵と対面した張飛は、問答無用で督郵を外へ連れ出し、

身体を縛り、庭の木に吊るした

そして木刀で督郵を叩き、懲らしめ始める。

 

この騒ぎを民から聞いた劉備と関羽は、急いでその場へ駆けつける。

当然この2人は張飛の暴走を止めに来たのだろう、と誰もが思った。

督郵も涙で顔をグシャグシャにしながら、

「よく来てくれた早く助けてくれ、願いは何でも聞いてやる」と情けない姿。

 

しかし、ここで関羽が発した言葉は、

「そんな人間を助けても無駄、賄賂を贈ってまでこの地位にしがみつくことはない」

自分たちは、住む場所を誤ったのだと主張する。

そう、張飛と考えていることは同じだった。

すると、劉備も「同じことをずっと考えていた」と続いた。

 

哀れな督郵の命だけは助け、3人はその場を後にした。

ここまでの感想

物語が大きく動いた!!

黄巾賊との戦いを終え、ちょっと足止めはくらいながらも、

なんとか県の警察署長に任命された劉備。

さてさてここからこの地でどんな生活がスタートするのやら・・・

と思ったら!

政治の出来を調査しに来る・・・嫌な予感。

で、予感的中。

なんか変なのが来た~!!!

偉そうで、性格悪そうな督郵・・・

張飛からの名言!

「自分がほれ込んだ人物が侮辱されるのは、自分が侮辱されるより頭にくる」

本当そういうとこ、張飛~!

しっかし、

料理や酒が質素で気に食わないのかと思えば、何?

賄賂を贈ってこないのがダメって!

しかも、怒らせたら無い罪を着せられるって、、、

盧植先生と同じパターンじゃん!

こんなことばっかり起きているのか、ひどい。

どうにか訴状を取り消せないかと動いたみんなが、どれだけ劉備を慕っていたのか、

劉備が普段どんな風にみんなに接していたのか、

凄く伝わってくる・・・

 

張飛は、こいつおかしいわ!って思ったら即行動に走っちゃうから~

今回もよくやった!と思っちゃったけれど(笑)

まさかの関羽も止めないし!劉備も同調するし!

てか、あのいつも冷静で大人な関羽がこう言うって、よっぽどよ?

しかも関羽、、、結構怒っちゃってるよね?

どさくさに紛れてなかなかな発言してる・・・

「我々はこんな小さな村の小役人として暮らすために立ち上がったのではない!」

いや、わかる、わかるけど!!

それはどうか劉備を慕って働いてくれているみんなに聞こえないように言おう、せめて!

と、珍しく若干張飛的な性格出てきちゃった関羽も良いね(笑)

そして劉備!よく決断した!!

この3人なら、「この場所で、こういう風にしなさい」って縛られるよりも、

もっともっと自分たちのやりたいことに向かって、

望みをかなえるために、自分たちの力で動けるはずだもん!

今の時代でもありそうな話~

さてさて、これから3人はどこで何をしていくのかな??

楽しみだー!

この記事を書いた人
ちゃめ

音楽全般大好きな、音楽オタクのアラフォー♀。
生まれも育ちも、ずっと雪国。
学生時代は、クラシック畑の演者側。
社会人になると、バンド中心に“音を浴びる”楽しさ喜び感動に目覚め、
アラサー時代は、地元から東北・関東・関西まで飛びまわっていた。
コロナ禍を機に、“映像と音で魅せる”ダンスボーカルに沼る。
最近では、演歌歌謡曲にも心打たれがち。
どの時代・どのジャンルの音楽にも触れてみて、芸術・文化の気づきを発信中。

ちゃめをフォローする
挑戦
ちゃめをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました