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心愛のうたを予習したい③

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心愛のうた~昭和歌謡名曲セレクション~
・人生一路
・真赤な太陽
・黄昏のビギン
・買物ブギー
・石狩挽歌
・人生いろいろ
ボーナストラック
・磐越西線ひとり(ギター・バージョン)

3回目の今日は、「黄昏のビギン」について。

これは、実は曲名を聴いただけでは、

どんな曲で誰が歌っているのか、

全く想像が付かなかった。。。

「聴いてみたら知っていた!」のパターンもあるから、

さぁ学習していこう♪

黄昏のビギン

1959年10月に発売された水原弘のシングルのB面曲。
作詞:永六輔・中村八大 作曲:中村八大 編曲:中村八大

美空ひばりさんの「人生一路」と同じく、B面曲!
こういうこと、意外と多いのかな・・・
後に、ちあきなおみさんを始め多くの歌手によってカバーされているとのこと。
そんな「黄昏のビギン」。今回は、A面曲である「黒い落葉」とのつながりがよりありそうなので、先に触れておく。

追加学習「黒い落葉」と映画音楽オーディション

A面曲「黒い落葉」
作詞:永六輔 作曲:中村八大
水原弘の黒いシリーズ第2弾。さらに前に第1弾で同作詞作曲者による「黒い花びら」がある。

1959年、中村八大が東宝映画「青春を賭けろ」の音楽監督に名乗りを上げた際、ロカビリー音楽を10曲用意するよう要求された。放送作家の永六輔と自宅マンションで「黒い花びら」など10曲を作り上げ、見事音楽監督の座を射止めた。この中に「黄昏のビギン」が存在した可能性が高い
「たそがれ」で始まる歌詞+ビギン調のメロディの組み合わせからきているとか・・・
「青春を賭けろ」と連続で公開された「檻の中の野郎たち」の劇中で、この「黄昏のビギン」の原型(歌詞の一部が違う)を歌うシーンがあり、これにさらに中村八大が手を加え、その後の作品「「黒い落葉」より 青春を吹き鳴らせ」の劇中で水原弘が歌唱した。
※ロカビリー:1950年代に誕生したポピュラー音楽のジャンル。ロックンロールと米国南東部の民謡ヒルビリーの融合。
※ビギン:西インドのマルティニーク島の民俗舞踊のリズム。4分の2拍子のスロー・テンポで、男女が向き合って踊る。

「黄昏のビギン」は、発表後しばらくの間は世間の耳目を集めるには至らなかったが、キャバレー・大衆酒場などでは需要が高くあり、スナックで客のリクエストに応じて流すレコードとしては、A面の「黒い落葉」より頻度が高かったという。

なるほど!作詞・作曲最強コンビみたいな感じで、多くの作品が世に出ているのか。ちなみに「黄昏のビギン」、永六輔さんが自身のラジオ番組で「作詞は中村で、自身は名前を貸しただけ」と明かしているらしい・・・
※この辺の楽曲誕生話や裏話は、Wikipedia「黒い落葉/黄昏のビギン」を参考にしています。

さて、ここまでの流れを知った上で!

歌詞の内容(抜粋)

雨に濡れてた
たそがれの街
あなたと逢った
初めての夜
ふたりの肩に銀色の雨
あなたの唇濡れていたっけ

これがウワサの「冒頭に含まれていた“たそがれ”」か!?
夜・雨・あなたと初めて・・・ずいぶんロマンティック~

そして、雨の中→雨が止んだ→夕空晴れた、と情景が進んでいき

ふたりだけの
たそがれの街
並木の陰の
初めてのキス
初めてのキス

で締める。

この「たそがれの街」で初めて逢い、2人歩き続けていたことと、主人公による「あなた観察」だけが描かれている。たまたま出逢ったのか、逢うことが決まっていた相手との待ち合わせだったのかさえ想像力の世界だ。
それでも、「あなた」の唇→瞳→胸元へと視線が行っていて、最初に記憶した「唇」を、曲のラストでは奪えた(と言ったら感じ悪いか。いただけた?変わらんか。)ようなので、2人の恋愛はこの後も続くのかなぁ・・・

曲の持つ印象

やっぱり知らない曲だったので、この機会に聴けて良かった!
ここでは水原弘さんのバージョンの他に、カバーされた多くの歌手の中からちあきなおみさんのバージョンもまとめておきたい。
なぜなら、水原弘さんバージョンを編曲した中村八大さん(というか、作詞作曲も中村さんなのだけれど)ご本人が、ちあきなおみさんのカバー編曲について「このアレンジが一番好きだ」とコメントしたというからだ。

水原弘バージョン

すっごくオシャレな感じ!
伴奏は管弦打楽器全ての音がして、リズムも日本っぽくないというか。「ズンチャーンチャッ ズチャズチャ♪」が強調されていて(伝わって!笑)洋画のBGMとか、ダンスのシーンとかでかかりそうなね。間奏はまるで口笛を表しているかのよう。
そもそも「ロカビリー音楽オーディション」で提出した「ビギン」調の曲。そこからどれだけのアレンジが加わったかわからないけれど、こんな感じなのか~♪
水原さんの声がキレイでほわっと優しい感じで、初めてのデートに心を躍らせて「どこでキスできるかなぁ」みたいな。本来のリズムから少し遅らせて歌うから、曲+歌い方でよりオシャレになる。

ちあきなおみバージョン

1991年、ちあきなおみのカバーアルバム「すたんだーど・なんばー」に収録されることとなり、アルバムの先行シングルとして単独リリースもされた。編曲は服部隆之が担当。

テンポもゆっくりめで、世界観が全くの別物!!
こちらは「ある一夜」を表しているかのように、途切れないひとつの流れを感じさせる伴奏。
主にギターとヴァイオリンなどの弦楽器に統一されている。
ちあきなおみさんといえば「喝采」は知っていたから、「黄昏のビギン」カバーを聴き始めて「そう、このお声だ!カッコいい~」となった!男性目線の歌詞かなぁと思うけれど、女性が歌うのはまた違う良さがある・・・たまたま逢ったのか?待ち合わせて初めて逢ったのか?なんて歌詞考察していたけれど、ちあきさんの声+弦楽器の旋律が、なんかもう街で出逢えた一夜のできごとそのものが夢だったんじゃないかとすら思えてくるくらい、幻想的で夢心地

と、こんな感じで。

心愛ちゃんカバーは、どっちに近いイメージになるかな?

男性目線だし、結構大人な歌詞よね~

既にイベントやコンサートでは披露しているっぽい??

今回予習したお2人ともまた違った

新しい令和バージョンが聴けそうで、今から楽しみ♪

「多くの歌手によってカバーされている」の中に、

しっかりCD作品として「梅谷心愛」が残るのが感動だぁ~!!

ちゃめみたいに「昭和・平成時代では知らなかったけれど、令和に心愛ちゃんがカバーしてくれたおかげで、名曲を知ることができた!」て仲間がたくさんいたら嬉しい・・・
原曲やこれまでの数々のカバーファンの方はもちろん、「演歌歌謡曲をずっとは追っていなかった」という方も、心愛ちゃんカバーをきっかけに幅広く楽曲に触れていきましょう~♪

ではでは今回はここまで!

 

梅谷心愛ちゃんとの出会い↓

演歌・歌謡曲で触れた新世界↓

この記事を書いた人
ちゃめ

音楽全般大好きな、音楽オタクのアラフォー♀。
生まれも育ちも、ずっと雪国。
学生時代は、クラシック畑の演者側。
社会人になると、バンド中心に“音を浴びる”楽しさ喜び感動に目覚め、
アラサー時代は、地元から東北・関東・関西まで飛びまわっていた。
コロナ禍を機に、“映像と音で魅せる”ダンスボーカルに沼る。
最近では、演歌歌謡曲にも心打たれがち。
どの時代・どのジャンルの音楽にも触れてみて、芸術・文化の気づきを発信中。

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