2025年も気が付けば3分の1が過ぎ、毎週のように世に誕生する新曲たちを楽しんでいる。

今年はこの勝負曲で駆け抜けます!
と、宣言し歌唱するという場面に出逢うことも増えてきた。
特に演歌・歌謡曲のジャンルを中心に活動している歌手の皆さんだ。

まだまだこの世界は初心者なちゃめ、去年は皆さんの新曲がほぼ出揃った状態で聴き始めたので、初めての感覚に毎日が楽しいです~♪
来月以降もそれはまだまだ続きそう!
ひとまず、この4ヵ月あたりで触れた曲の中から「この曲、こんな風に聴いているよ♪」を記録していきたいなと思う~!
今回紹介したいのは、こちら。
梅谷心愛ちゃんの「秘密の花」
心愛ちゃんはどんな歌手?
「秘密の花」はどんな曲?
ポイントをまとめてみたのでどうぞ~♪
梅谷心愛「秘密の花」を聴こう!
今回紹介する、梅谷心愛ちゃんの「秘密の花」
どんな歌手?どんな曲?ポイントをまとめてみた~!
※曲については、あくまでちゃめの読み取り方になります。作品に携わられた方々、視聴された方々、それぞれに感じ方があると思いますので、「そのうちのひとつ」として受け取って下さい。
梅谷心愛のプロフィール
まずは、「秘密の花」を歌う梅谷心愛ちゃんの簡単なプロフィールを。
- 本名:梅谷 心愛(うめたに こころ)
- 生年月日:2007年10月26日
- 出身地:福岡県福岡市博多区
- 好きな言葉:「一生元気」
- 事務所:アービング
- レーベル:徳間ジャパン
- デビュー日:2023年7月5日
2024年 「日本作曲家協会音楽祭・2024」奨励賞受賞
2024年 第66回「輝く!日本レコード大賞」新人賞受賞
キャッチフレーズは「令和の昭和歌謡少女」!

デビュー前からも、数々の歌唱コンクールやカラオケ大会に出場し優勝や優秀賞などを重ねていたそう(テレ東「THE カラオケ★バトル」では史上最年少12歳で100点!)。また、11歳~テレ朝「サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん」で“美空ひばり博士”として活躍(6歳のときに観たひばりさんのコンサートDVDがきっかけで追いかけ始めたのだとか)。昭和の演歌歌謡曲に限らず、様々な時代・ジャンルの楽曲にとても詳しくて、幅広く歌ってくれますよ♪いい意味で“音楽マニア”なんだなぁ~がダダ漏れている、元気いっぱいな女の子です!
田中あいみちゃん・舞乃空ちゃんと一緒に「3人娘Z」というユニット活動も♪↓
「秘密の花」の楽曲情報
次に、楽曲情報を。
「秘密の花」2025年4月9日発売
梅谷心愛の2ndシングル
- 作詞:売野雅勇
- 作曲:幸耕平
- 編曲:萩田光雄
現在17歳になった梅谷心愛が、等身大の女性として恋の戸惑い、切なさ、喜びを初々しく、瑞々しく歌い上げる歌謡曲調の楽曲。

辰巳ゆうとくんの「運命の夏」と、作詞・作曲・編曲の3人とも同じ先生方なんです。制作陣が発表になったとき(「運命の夏」発売の翌日)は、とても驚きました!公式サイトの楽曲紹介文に“超豪華な作家陣を新たに迎え”とある通り、先生方がこれまでに手掛けられた作品をそれぞれ調べてみると、大月みやこさんに中森明菜さんに純烈さんに…幅広い時代とジャンルの曲が数え切れないくらい出てきます!
「秘密の花」見どころ・聴きどころ・注目歌詞
「秘密の花」の見どころ・聴きどころとしてあげたいのが、
- この曲だからこそ可能だった、映像で楽しむ「秘密だらけ」MV
- 複雑なリズムが次から次へと!全体を通して癖になるメロディ
- どんな情景だろう?たくさんの想像をさせる「言い過ぎない歌詞」
この曲だからこそ可能だった、映像で楽しむ「秘密だらけ」MV
「秘密の花」のMVがフルで公開されたのは、CD発売3日前の4月6日。
音源がラジオで解禁(2月27日)になり、心愛ちゃんがファンの前で歌唱を披露し始めてからは、しばらく時が経っていた。

「海で撮影をしてきた」という匂わせや、数通りのTeaserを経て、ついにフル公開されたMVがこちら!↓
・・・匂わせやTeaserがなければ、誰も予想できない映像だったのでは?
それもそのはず!
この「秘密の花」、実は“いつ・どこで、というような具体的な描写”がとても少なく、曲を通してそのほとんどが“あなたに対する私の気持ち”なのだ。(以下、歌詞項目でも詳しく↓)

直接的な地名や名所・路線名でなくても、例えば「岸辺・橋」とあれば「川が流れている感じかなぁ?」、「サッカーコート・音楽室」とあれば「学校だろうなぁ~」みたいになりますよね?
「秘密の花」は、とことん秘密・・・
もし花の名前が明かされていれば、季節や色味を想像したり、花言葉を調べて物語を連想したりも出来るかもしれない。
なんと、その「花」すら秘密なのである。

心愛ちゃん自身がインタビューで、着物に描かれている青い花も「架空の花」なのだと教えてくれました!
だからこそ、新しく楽しめるMV。
秘密だらけの中、「ロケ地(茨城県神栖市・千葉県香取市)」はしっかり紹介しているのもおもしろい。
映像でポイントとなりそうなのは、最初の“秘密の花 梅谷心愛”タイトル文字と共に映る「懐中時計」だろうか?
もし、“時の流れ”がキーになっているのであれば、これまたワクワクするストーリーである。
- 主人公1人の一生の、月日の経過を表している?
- 着物・黒服・白服で生まれ変わっている中で残る記憶?

着物心愛ちゃんが投函したいけれどできない“猫田虎雄”さんへのラブレターには宛先がないので、現実のできごとではなく「なんとか想いを伝えたい!」という“気持ちの描写”なのでしょうか?想い人からのプレゼントなのか、肌身離さず持っているミニ風車は…(時を経て?)海に落ちていましたね。懐中時計を手に何かを悟る黒服心愛ちゃん。そして白服心愛ちゃんは一体何があって海で花束を持っているのでしょう?
何回でも見て、想像を膨らませてみて♪

複雑なリズムが次から次へと!全体を通して癖になるメロディ
曲としてまず何より衝撃を受けたのは、前奏2小節目から始まる(サビを思わせるような)メロディが始まる前、1小節だけあるここ↓の部分。
ファ# ソ ラ# シ
ファ# ソ ラ# シ
ファ# ソ ラ# シ
ド# シ ラ#~♪

街で突然流れたら、この曲を知らない人も「…何が始まるの!?」と、きっと耳を傾けてしまうことでしょう。。。この不思議な音の運びが「異邦人」風…と思ったら、こちらも編曲が萩田先生でした!先日テレビ番組で“音の魔術師編曲家”として紹介されており、改めて凄い先生なのだと勉強になりました。
前奏の後も、サビ始まりでとても印象的な曲になっている。
一瞬「こぶし?」とも感じる音の揺れは、CDに封入のメロ譜を見るとなんと全て音符!!
一音一音、細かく音の動きが記されていた。
ひーみーつ-ぅぅのー
は-なぁれ-な-いーー
ここも全て音符で指示されている。
他にも16分音符+8分音符+16分音符や、付点8分音符+16分音符のいわゆる「タッカ」のリズムがたくさん出てくる。
(せつない)
きもぉぉちが~
(ほのおで)
もえぇぇてる~
こういう部分。
強く意識しないと、甘く「三連符(もおち・ええて、が全て同じ長さ)」になってしまいがち。

心愛ちゃんがとても自然に歌うので心地よく聴いているけれど、一曲を通してこんなに細かい動きで歌っていたのですね…ちなみに、心愛ちゃんがインタビューで「作曲の幸先生から“この曲を歌っていくことで歌手として進化していってほしい”と言葉をかけられた」ことを話してくれています。今後も楽しみですね♪
どんな情景だろう?たくさんの想像をさせる「言い過ぎない歌詞」
MVの項目で半分以上は触れてしまった気もするが、改めて。
この曲の良さのひとつが、「言い過ぎない」歌詞だと思っている。

とにかく売野先生の言葉のチョイスが素敵。曲の歌詞、というか「詩」として好きなんです…
※「秘密の花」の歌詞をフルでチェック!↓
秘密の花のように
恋の匂いが離れない
悲しいわけじゃなくて泣くのは
それが恋だから
もう、この部分だけでどれだけでも膨らませられる。
「~のように」の“例え部分”に、歌い手も聴き手も100%完全一致しないものを持ってくる。
凄すぎる・・・
唇に触れたその日まで
ときめきは 甘く じれったい
暴れるみたいに 情熱が騒ぐ

…「キューン!」としちゃいますね。心愛ちゃんがインタビューで「売野先生が“梅谷心愛が初恋をしたらこういう感じになるんじゃないかと想像して書いた”とおっしゃっていた」と話してくれています。
そして以下のフレーズが、ちゃめの最もお気に入り部分。
あなたの触れたとこに
淡く集まる月灯り
逢わずに生きてけない私を
その辺にしてよ
フル音源初解禁後、ちゃめは「もし解禁がこの部分だけだったとしても、発売日まで生きてけた。それくらいここ好き!」と、“逢わないと生きてけない主人公”に向かって宣言していた…ケンカ(?)を売るな。
ちなみに、ここで使われている「月灯り」。
この「つきあかり」という言葉、辰巳ゆうとくんの「運命の夏」でも登場しているのだが・・・
情熱みたいに 騒ぐ波打ち際なんだね
青い月明かり 浴びた横顔 綺麗だったよ
こちらでは「月明かり」なのだ。
- 季節や時間帯で、月の照らし方が違う(理科の授業…)?
- 青い月明かり=寒色なら、月灯りは暖色のイメージ?
- 浴びた(のを見ている)、触れたとこ(ぬくもり)の区別?
・・・想像力を働かせて、たくさん世界を広げてみよう。

もちろん、より具体的に描かれていることで情景が思い浮かべやすく「行ったことのない場所へ足を運んだ気分になれた!」「体験したことのない恋愛を味わえた!」となる曲も大好きですよ…それはもう。笑
※是非フルで!↓

2枚はカップリング違いです。Aの「蛍橋」、Bの「桜の頃」、いずれも作詞が売野先生/作曲が幸先生となっていますが、「秘密の花」の特徴とは違い…実は、このページ内のどこかで、その話題を既にちょこっとだけしています♪是非2曲を聴いて確かめてみて下さい!
3曲それぞれにポイントが違って目も耳もずっと楽しい、心愛ちゃんの色々な歌い方が楽しめる2枚なのだ~!
☆聖地巡礼に☆

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