三国志2巻166～197ページ

挑戦した範囲

• 2巻「漢室の風雲」166～197ページ
  • 何進将軍の死

主な登場人物

• 何進
• 袁紹(何進と共にいる将軍)
• 十常侍
• (何后→)何太后
• 董卓

おそらくこんな話だったんだろう

帝の死から時が経過し、表向きは街の様子も穏やかになった頃、

実は裏では「何進が董太后を暗殺した」という噂が流れていた。

十常侍が、噂をばらまいていたのだ。

袁紹は十常侍の扱いを、何進に対して強い口調で催促する。

このやりとりは、十常侍が送り込んだ間者によってすぐに本人たちの耳にも入る。

十常侍がこの話をすぐに何太后に伝えると、何太后は何進を呼びつける。

　

何太后は何進に、十常侍を討つ計画があるのなら止めるように促す。

「兄さんは部下(袁紹)にそそのかされているのだ、悪いのはその部下だ」と。

　

何進は、何太后から十常侍皆殺し計画を止めるよう言われたことを、袁紹にを話した。

すると袁紹は、やはり強い口調で「手を打つなら今なのだ」と捲し立てる。

何進はこれを鵜呑みにし、各州の英雄に手紙を出し一気に解決させようと動き出す。

ただこの動きは、現在の宮廷内が乱れに乱れていることを広めるに過ぎないことを、何進はまだ気が付いていない。

　

西涼という地を治めている董卓は、十常侍に賄賂を渡し大将軍となっていた。

何進からの手紙を受け取ると、すぐさま宮廷の乱れを察知。

何やら企んでいる様子・・・

　

一方、董卓にまで手紙を出した何進の動きを、袁紹らは心配していた。

董卓は、この乱れを知り何かしてくるのではないかと気にしており、董卓に知らせることは問題ない行動、と思っているのは何進だけだったのだ。

案の定、董卓率いる軍は洛陽まで向かわずに、少し離れた澠池(河南省)に陣を張り、様子を伺う動きを取る。

　

宮廷内は、各州から次々と兵が集まっていることを知り、大騒ぎ。

東西の門の守りを固めた上で、こんなことを計画した何進を暗殺してしまおうと目論む。

　

何進のもとに、何太后の使者がやってくる。

何太后が、宮廷に各州の兵が集まっている現状について不安で、相談したがっているという。

何進は「それならば直接話をしよう、十常侍を恐れていて妹に会いに行けないなんてもっての外だ」と、身一つで何太后の元へ向かおうとする。

袁紹は、念のため警備の兵を付けようと提案。

　

宮廷に到着すると、門の中へは兵を入れられないと言われ、何進は供2人と一緒に3人で門をくぐる。

すると突然左右から矢が飛び交い、何進の供2人はあっという間に襲われてしまう。

現れたのは十常侍。

「大物ぶっても所詮は格好だけだ」と言い放ち、何進を襲撃。

門の外で待っていた袁紹ら兵は、宮中の様子が何やらおかしいと、門を開けさせようとする。

すると、そこに転がってきたのはなんと何進の首。

「謀反の罪により、打首とした、持ち帰れ」

それだけ告げられ、何進の天下統一の夢はあっけなく終わってしまった。

ここまでの感想

う・・・

内容が重すぎて、全然進まないぞ。

今回も劉備たちは登場無しで、宮中のゴタゴタ回！

本当、何なんだこの世界は！！

十常侍VS何進・・・お互いに邪魔な存在で、どちらが先にやるかやられるか。

結果的に、何進がホイホイ出向いたことで、あっさり首を取られてしまったわけだけれど・・・

　

一番気になるのは、妹の何太后の存在よ！

前記事では「協の方を可愛がっている董太后が邪魔」と何進兄ちゃんに告げ口。

どうしてもらいたい、とは具体的には言わないけれど。

結局何進が「手を打とう」と言って妹のためにやったことは、

「董太后を屋敷から連れ出し、よくわからない道中で殺してしまう」ための手配？

兄ちゃんに何させてんのって・・・

んで、今回は十常侍が何進暗殺するための、おびき寄せ担当したってことでしょ？？

まぁ、十常侍がそんなことを考えているってこと

何太后がどこまで気づいていたかはわからないけれど。

うわ、てか何進は結局おびき寄せられておいて、最期に可愛い妹の顔すら見られなかったんじゃん！！

何太后は、本当にこれでよかったのか・・・？

　

袁紹もね・・・あの人、自分の考え絶対正しいっていろいろ頭ごなしに押し付けるタイプっぽいけど、

きっとそれは本当に何進に天下取って欲しかったし、

きっとそれは本当に十常侍をそのまま自由にさせていたら世の中ヤバいって思ってのことだったんじゃないかなって。

でも結果的に、何進の方が先にやられちゃったわけで。

念のためって自分含め兵まで引き連れて向かった結果これ、、、

ショック、、、だろうなぁ～

知らんけど。

え、いくら変な人だからって、これ狙ってなんかいないよねさすがに！？

どうにかして何進を消して、自分がのし上がろう的な、、、無い無い！！

　

あと次回から気になるのは、様子見してるはずの董卓ね。

今回のゴタゴタを、少し距離置いたところで見学してるんでしょ？

手紙くれた何進のことはどう思っていたんだろう～

確かこの人も話す相手の地位によってめちゃくちゃ態度変えるタイプじゃなかったっけ？？

癖強さんばっかりだな！！！

　

ここから離れた劉備たちが、いつこのゴタゴタに気がつくのか、

どんな行動をとるのか、

次回からも楽しみだ！！